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中邑真輔のムーンサルトプレス失敗が、意外に批判されている。世界のアングルに勝っても試合内容で酷評される。これは私はプラスに感じている。 中邑真輔は23歳でIWGPヘビー級チャンピオンに君臨した。実はそのときから批判されていたのだ。 打撃と投げ技に遊びのない逆関節。ロープに飛ばしてドロップキックという従来のプロレスに慣れたファンは、柴田勝頼や中邑真輔を「レスラーなの?」と言う。 これには二人とも相当堪えたらしく、自分のファイトスタイルを考え直すほどの戸惑いがあった。 しかし、日本マット界の歴史の中で、UWFやリングス、総合格闘技やパンクラスを見てきたはずのプロレスファンが、なぜそれを受け入れられないのか。 柴田は棚橋を、後頭部、顔面とキック連打からフォール勝ち。でもこれは永田裕志もやっていることだ。 中邑の腕十字はどうか。アントニオ猪木も武藤敬司も腕十字固めをフィニッシュにしていた。だが、非難を浴びることはもちろんなかった。 結論から言えば、中邑真輔はあつかましくても構わないから、自分の信じるプロレスを貫く以外にないと思う。 K1でもセーム・シュルトは、グランプリ3連覇の偉業を達成しても人気がない。 こうなると、人気というものはブログのアクセス数やテレビの視聴率と同じで、気にしすぎると自分を見失う。 テリー・ファンクも人気が出過ぎて、試合がおかしくなった。NWA世界王者の頃のレスリングは良かった。79年のオープンタッグで人気絶頂になり、80年代はチアガールがリングサイドに陣取り、テリーテリーの大合唱だ。 人間、少しの動きで大歓声が沸くようになると、よほどストイックな人間でない限り、調子に乗ってしまう。 だから、中邑真輔は人気を気にせずに強さを目指してほしい。 「もっと強くなりたい」 「勝ちたい」 こういう格闘技として当たり前の言葉が、プロレスからあまり聞かれなくなった。 ファンが強さよりも勝敗よりも、「いい試合」を求めているからだと思う。 レスラーもそういうファンの空気を読んで、いい試合を目指す。 「プロレスとはこうだ」と強気にファンに教えてくれた馬場・猪木を、超えられないのはこの辺かもしれない。 批判されたら言い返す。 「何言ってんの。プロレスは真剣勝負でしょ!」 こういう強気の姿勢が支持を集める可能性は高い。 自己主張が激しかった長州力や前田日明はカリスマとなった。 ザ・ロード・ウォリアーズはゴングを完全無視。走って入場してそのまま襲いかかって100秒殺。 非難を浴びたか? 逆だ。スーパースターになった。 中邑真輔はムーンサルトプレスのような従来のプロレス的な技を使って失敗して非難を浴びているのは辛い。 ならば関節技でシューティングやって批判されたほうが、物議をかもす。 「中邑のスタイルは是か非か」と。 私は真っ先に手を上げる。 「もちろん是!」 ロックアップしないで打撃とレスリング技で攻めて、関節技で決める。その流れの中でスープレックスなどプロレス技を放つと、不思議にもそれが映えるのだ。 レスリングセンスは生涯追求するものだから、大事なことは勝つことだと信じる。 |
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中邑の良さはあの「眼光」だと思うんですよ。エルニーニョとかランドスライドは絶対使わないほうが良いです。 |
ザビエル 2008/03/01 19:47 |
ザビエルさん、いつも貴重なコメントをありがとうございます。 |
沢里尊 2008/03/01 20:30 |
中邑は『新日本プロレス』の団体やファンを背負うという気持ちを棄てるぐらいでいい。むしろ中邑にファンや団体が“引っ張られる”ぐらいで丁度いい。 |
凸凹プロレス編集長 2008/03/02 13:54 |
凸凹編集長の意見に賛成です。棚橋は魅せることを意識しすぎて不人気になり、中邑は中途半端と批判される。 |
沢里尊 2008/03/02 15:05 |
中邑はここ数年苦しんできたのは現在進行型の新日本といかに同化していくかでした。そういう意味ではがんばってると思います。ただ、中邑に対するもう一つの期待、強い新日本の象徴になるかいなか、中邑次第でしょうね。 |
サンダーリップス山本 2008/03/11 08:03 |
サンダーリップス山本さん。中邑真輔に、ストロングスタイルを魅せてほしいと思います。皆が「いい試合」「面白い試合」「笑えるパフォーマンス」を求めるなら、ストロングスタイルは逆に新鮮に映るかもしれません。 |
沢里尊 2008/03/11 21:24 |
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