沢里尊の言葉のプロレス

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 三崎対秋山は無効試合

<<   作成日時 : 2008/01/24 12:52   >>

トラックバック 0 / コメント 6

昨年の大晦日に、さいたまスーパーアリーナで開催された「やれんのか!」。
中でも三崎和雄対秋山成勲の一戦は記憶に新しい。
公開鬼退治だった。秋山が鬼のように強かったからだ。
最後は正義の味方・三崎和雄が左のパンチで秋山を倒し、立ち上がろうとしたところを左足で顔面キック!
レフェリーストップ。
皆狂喜乱舞だ。
しかし、判定が覆った。要はルールの問題だ。
PRIDEは、4点ポジション、いわゆる相手が四つん這いの体勢のときでも顔面を蹴っていいルールなのだ。
ところがHERO'Sは違う。4点ポジションの相手の顔面を蹴ってはいけない。
そして何と、今回の「やれんのか!」は、HERO'Sルール、すなわち三崎が放った顔面キックは反則ということになる。
秋山側がこれを抗議し、谷川IP(イベントプロデューサー)が受け入れた。
裁定は無効試合。
秋山は怪我が治ったら再戦を要求する構えだが、三崎はどうか。迎え撃てるか。
巷では早くも「秋山はよく抗議なんかできた」と批判が渦巻く。
立場が逆転して、桜庭のそのときの無念さを少しでもわかるならいいのだが。
しかし、この二人の再戦を見たいかと言えば、見たくない。
格闘技は清く正しく美しい世界では決してない。不公平はつきものだ。黙っていればそのままだ。だが、桜庭や秋山のように抗議が通るとは限らない。
大晦日のK1ダイナマイト!
山本KIDも最後はダウンした相手を蹴り上げていた。
K1でも、グッドリッジがマイクベルナルドの後頭部を殴ってKOしたことがある。後頭部へのパンチは反則なのだ。
一杯事例はある。パンチが目に入ったので「あっ…」と顔をそむけて「サミングだ」とレフェリーに言っている間にパンチ連打を食ってTKO負け。試合後に抗議しても全く受け入れられず。そんな試合もPRIDEであった。
K1の試合。ホンマンの蹴りが下腹部へ入った。「ローブロー」をアピールするマイティー・モー。ところがレフェリーはダウンと見なしカウントを数える。
「嘘だろ?」という表情のモーは闘うしかなかった。モーは慎重になり、ホンマンの判定勝ち。日本のファンは怒った。
今回の秋山には、谷川さんという力を持った人がついているから強い。桜庭はファンが敵陣サイトをすべて炎上させるほどのネット暴動を起こしたから、谷川、前田両名も無視できなくなった。
そこで調査すると、秋山が全身にクリームを塗っていたことが判明。
「塗っちゃいけないとは知らなかった」と。
秋山もセコンドも皆素人か?
知らなかった、はないと思う。
再戦をするかしないかは、三崎が決めることだと思う。ファンはそんなに見たいとは思っていないのではないか。
秋山も自分の事件の蒸し返しになる危険性がある。
秋山が柔道着を脱いだのはゴング直前。レフェリーチェックのしようがない。
もう一つ。桜庭が試合後に「滑る」と抗議したことについて、「正直残念ですね」とまるで負け惜しみを言ったかのように切り捨てた。
故意ではないのなら、「あれ、滑るってまさかクリームのことか?」と思い出すはず。
柔道着は白でも事件の真相はまだ灰色のままなのだ。
やっかいなのは、秋山が本当に強いことだ。よほど自信がないと、「俺がやってやるって!」と名乗りを上げることはできない。

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
随分前のプロレスもそうでしたが、リングの外での戦いが多くなると魅力は消えますね。
野球でもサッカーでもリーグ等で下位に沈むチーム、特に有力チームはこういうことが良く起きています。
求めるイデオロギーが純粋に見えるだけに、今回の騒動はかなり商品価値を落としてるような気がしてなりません。
YiJin
2008/01/24 16:13
沢里さんもっと酷いことが追記されています。ぜひそれを見てのコメントを聞きたいです。
私は谷川Pは好きではなかったです。でも今回はあきれました。本当に昔のプロレスの悪いところ膿が出ている状況です。プロ格闘技は本当に大丈夫なのでしょうか??
お金が絡まないで正常な格闘技は修斗くらしかないであろうか??格闘技通信の修斗関連の記事をよんでいたら少し救われました。

ノーコンテストのあとの秋山&谷川のコメントは最悪です。古き悪きプロレスを見ている感じです。
ザビエル
2008/01/24 18:15
YiJinさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
プロレスもリング上だけ見ていて楽しかった時期がありました。私が少年だったからか、それとも90年代あたりから場外乱闘が頻発したのか?
プロレスはまだスキャンダルをネタにするエネルギーがありますが、格闘技は提訴だとかいう話はマイナスにしかならないと思います。
沢里尊
2008/01/24 20:52
ザビエルさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
あちこちのサイトやニュースで話題になっていますが、秋山よりも谷川EPが全面に出ていますね。
元PRIDEとの大連立が決裂したからといって、急転直下提訴というのはどうなんでしょうか。
泥仕合は格闘技にとってマイナスでしかないと思います。
昨年初頭の記者会見で、桜庭は秋山の批判はせず、ファンに謝罪。泣けます。谷川EPも秋山も、桜庭の「プロの振る舞い」を学んでほしい。
沢里尊
2008/01/24 21:01
プロレスがリアルに見られていた時代…というのも変なのですが、あの頃はリングの外と中が繋がっていませんでした。
今ではマイクパフォーマンスもあり、演出もあり、ゴングからゴングの間だけ繰り広げられるものではない、ということが回りに浸透してきたんだと思います。

ですが、あのころの騒動というのは一般からの評価はホントに悪かったですね。
ファンにとっては刺激的だったかもしれないけど、周りでプロレスの話題がどんどん消えていきました。
その結果として出てきたのがガチ・ヤオ論だったんだと思います。

だから総合はこれから本当に逆風の時代が来るんじゃないでしょうか。
プロレスはリアルとファンタジーとの融合を進めていますが、総合にはそれができない。
果たしてこの状態を「純粋なイデオロギー」だけで纏め上げることができるのかどうか、見物ですね。
YiJin(ヒール)
2008/01/25 07:58
YiJinヒールさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
プロレスは幅を広げて、本当はプールなのに底無し沼のように見せることもできます。
本気でやったらプロレスがいちばん強い。
これはカール・ゴッチやビル・ロビンソンなど、技で人を殺せそうなセメントレスラーがいたから言えたことです。
総合格闘技で次々レスラーが敗れたため、「本気でやったら…」という売りは通用しない。そこで「魅せるのがプロ」と言い出しました。
なるほど総合格闘技は逃げ道がない。人気低迷とはいえ、大相撲が根強いのはシステムの確立です。15日間のリーグ戦とランキング制。凄くわかりやすいです。
沢里尊
2008/01/25 12:25

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文