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K1ダイナマイト!のメインを飾ったのは、生ける伝説・桜庭和志対甦ったサムライ・船木誠勝。 復活戦で闘いたい相手は一人しかいないと言い放った船木誠勝。 解説席から見る目の前の桜庭は自分と同じ38歳。船木の心に火をつけたのは桜庭だった。 船木は解説をしている自分の姿を客観視して思った。 「違う。オレは、解説者じゃない…」 ついに7年ぶりの復活を決心した。 桜庭和志と船木誠勝。ともにプロレスラー。しかし狭い日本でファイトしながら、一度も交わることはなかった。 桜庭がPRIDEからHERO'Sに来て、初めて急接近。ついに初対決が実現した。 船木誠勝入場。放送席が感嘆したのは船木の表情だった。 「まるで湖のよう」 そう表現されるほどの澄んだ瞳。生き生きとした顔。水を得た魚か、野に放たれたウルフか。 自然体。 これがまた難しい。緊張するか、気負うか、興奮に胸が高鳴るかして、どうしても肩の力を抜くことは容易ではない。 技術的にも肩の力を抜いたほうがパンチは効く。打つ寸前は力を抜いていて、当たる瞬間に力を入れる。でもたいがいは打つ前に力を入れてしまう。 ところが、船木は本当に湖のごとく、自然体なのだ。パンクラスでも自然体だった。 対する桜庭和志は、ウルトラマンのマスクで入場。「帰って来たウルトラマン」という意味だと思うが、あまりエールになっていないところが桜庭らしい。 やっぱりプロフェッショナルというのは、ゴング前、向かい合う姿を見るだけで、ファンの胸を高揚させる。まさに桜庭と船木にはそのオーラがあった。 しかし驚いたのは船木の見事にビルドアップされた肉体だ。セコンドにはもちろん柴田勝頼の姿。 大歓声の中、心の準備もできないまま、ついにゴングが鳴ってしまった。 両拳を構える両雄。桜庭は高いガード。柴田戦のときと同じだ。船木は本当に湖のような自然体。 桜庭にとっては研究のしようがない。船木が何をしてくるかわからない。ただ7年前のファイトから打撃が得意なのは間違いない。 案の定、船木の鋭いパンチで桜庭のこめかみあたりから出血。斬るようなサムライの一撃か。 しかし桜庭が両足を取って船木を倒し寝技に持ち込む。もちろんパンクラス出身の船木。寝技も苦手ではない。 動きに派手さはないが、息もできないほどの緊迫した攻防が続く。 上になっているのは桜庭。下から関節技を狙う船木。将棋の名人戦のような闘いだ。 桜庭が船木の両膝を抱えて何かを狙うが、船木は寝ながらも思いきり蹴る。 桜庭が立ち上がり猪木―アリ状態。桜庭は寝ている船木の脚を痛烈に蹴る。 助走をつけてジャンピングストンピング! だが船木はこれも読んでいてダメージは与えられない。 桜庭は再び寝技へ。百戦錬磨のテクニシャンの本領発揮か、瞬時に腕を取る。勝ちを確信したか。ひと呼吸置いてから決める。 船木タップアウト! あのアームロックはギブアップしないと体重を浴びせて複雑骨折もあり得る危険な技だ。 また船木がタップしたということは、次もあるという証だと私は取った。 7年前。ヒクソンのチョークスリーパーでもタップせずに落ちた船木。 落ちるイコール死だから、また試合していたらおかしいという、自分に厳し過ぎる船木。 しかし今回は、総合格闘技は果たし合いではなく競技であることを見せた。 タップ直後、血と汗が光る桜庭、そして船木が、爽やかな笑顔のまましばらく何か話していたが、両雄にしかわからない感慨があるに違いない。 引き揚げる船木に凄い声援が送られていた。これで終わりは絶対ダメという、ファンの心が聞こえた。 総合格闘技の礎を築いた船木誠勝。 総合格闘技をメジャーにした桜庭和志。 この二人には、2008年も、いろんな相手と試合をしてほしい。 |
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船木の闘う嗅覚が途中までは鋭かったように見えました。意外と言っては失礼ですが。 |
ばーにんぐK URL 2008/01/02 00:18 |
ばーにんぐKさん、謹賀新年! |
沢里尊 2008/01/02 00:54 |
遅くなりました! |
ダイスケ 2008/01/02 18:46 |
ダイスケさん、謹賀新年! |
沢里尊 2008/01/04 00:10 |
これまたいい試合でしたね。緊張感がすごく伝わってきました。 |
wara 2008/01/05 00:44 |
waraさん、おはようございます! |
沢里尊 2008/01/05 09:10 |
あけましておめでとうございます。 |
gin7 2008/01/06 16:35 |
gin7さん、明けましておめでとうございます! |
沢里尊 2008/01/06 17:04 |
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