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今年こそバンナで決まりだ。K1の番長ジェロム・レ・バンナの初優勝を、多くのファンが待望しているはずだ。 昨日ソウルで開催されたGP開幕戦で、強いバンナが蘇った。 予定していたルスラン・カラエフは交通事故のため欠場。大丈夫なのだろうか? 代わって韓国のパク・ヨンスがバンナの対戦相手に選ばれた。 テコンドーのパクはキックで攻める。しかしバンナはライオンのように襲いかかり、一撃必殺の右フック! 終わった。 1R54秒。KO勝利。強い。完璧だ。バトルサイボーグが帰ってきた。 勝利の女神も今のバンナにだったら微笑むだろう。 優勝して無冠の帝王返上だ。 12月8日がグランプリ決勝。とにかく今年こそ、今年こそジェロム・レ・バンナの優勝だ! バンナの試合で本当にエキサイトできた。バンナ本人も言った。 「K1の主役はオレしかいないだろ」 このバンナの勢いを止められる者はい・・・いや、たくさんいるから困る。 今年4回目の優勝を狙うピーター・アーツ。 レイ・セフォーからローキックでダウンを奪うなど絶好調。1R終了後、セフォーが動けずタオル投入。これは試合中というよりも、体調不良が原因だろう。来年に期待する。 とにかくアーツは怖い存在だ。 そして何といっても前人未到の3連覇を狙うセーム・シュルト。今回はアーネスト・ホーストの愛弟子ポール・スロウィンスキーを1R膝蹴りで完全KO。顔面にガツンと入ってしまった。 私は放送席の言うことは鵜呑みにしない。私も格闘技は20年やっている。 スロウィンスキーがホーストばりのコンビネーションで積極的に攻めて行ったから、シュルトも攻めて行った。 例えば柔道の谷亮子選手は、強豪のほうが一本取る確立が高い。投げられまいとする逃げ腰の選手は投げにくいが、柔がなんぼのもんじゃいと向かって来る選手ならスパンと投げてしまう。 K1も同じだ。試合が短いのは、相手が果敢に攻めた証。勝ったシュルトの強さだけを強調するのではなく、敗者にも光を当ててこそK1だ。 レミー・ボンヤスキーも因縁のステファン・レコに喧嘩ファイトを敢行。1R怒りのフライハイ炸裂! 跳び膝蹴りでレコがダウン。カウントナインで立ち上がったが、レフェリーが止めた。 これはファイティングポーズを取らなかったというより、止めた感じだ。その証拠にレコもセコンドも抗議しなかった。 鮮やかなKO勝利で、昨年の借りを返した。レミーも侮れない。 極真空手のグラウベ・フェイトーザはディ・ファウストに大苦戦。膝蹴りと正拳突きで2度もダウンを奪われたら、普通は慎重になるが、全く臆せず拳を振り回すディ・ファウスト。大歓声だ。何とか判定でグラウベが決勝トーナメント進出。 バタハリとホンマンについては、思うところあるので、次回の記事で語りたい。 (つづく) |
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