沢里尊の言葉のプロレス

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help リーダーに追加 RSS 魔 9

<<   作成日時 : 2006/10/14 16:38   >>

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ゴリーレッドは真顔で聞いた。
「ところで魔王様。宇宙の大悪鬼ってどこにいるんですか?」
「宇宙の大悪鬼か。それは俺様のことだ」
「ゲッ」
「何がゲだ。俺様は無数の家来を使い、自由に人の身に入り、自在に人々をコントロールできる力を持っている。だからどんなターゲットでも落としてみせよう」
ゴリーレッドは一瞬考えてから言った。
「弱い心と魔が感応しやすいということは、強い心でいれば魔は身に入れないわけですね」
「そうだ。そういう場合は周りから崩していく。あるときは親の身に入り、あるときは上司。あるいは友人、あるいは兄弟姉妹、妻、夫というふうに身近な者の身に入り、やる気を奪う一言で己心の魔を呼び覚ますのだ」
「では、狙われたらおしまいなんですか?」
「俺様をだれだと思っている」
魔王は今まで書いたものをすべて消すと、怪しい笑みを浮かべた。
「これからは実戦の中で講義していこう。貴様はなかなか見どころがある」
「楽しみにしています」
「魔王様!」
一人が言った。ようやく犯人が見つかったようだ。
「どれどれ、どんな男だ」
「いえ女です」
「女?」

つづく

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
えっ!?女?!!えーえーえー!分からなくなってきたよ。さすが、沢里さんびっくりの第一ポイントですね。てっきり、魔王と強い男(スーパーマン的な)との対決だと思ってました。魔王とスーパーウーマンの対決?どこに恋愛が乱入してくるのか。単純な頭では想像もできないっ!。フフ・・面白くなってきましたね。
いっちゃん
2006/10/14 17:06
いっちゃん、読者に簡単に先を読まれるようでは、小説は書けません。「面白くなってきた」なんて言われると張り合いが出ます。凄く嬉しい。100話は軽く超える予定の大活劇。究極のSFラブストーリー。
沢里尊
2006/10/14 20:05
女。いいですね。
前作の『魔』でも、女の友情を描いた最後の話、泣けましたよ。この世の中、男の友情を描いた作品はごまんとあるのですが、女の友情を描いた作品というのは、少ないですね。たいていは、親友だと思っていたのに三角関係やらなんやらで破綻し、結局は恋愛の成就で癒されるとかいう話ばかり。(男の物語ならそんな展開は、まずありえないでしょう。)
そんな中で、それぞれに違った意味でたくましい女性たちの固い絆を直球勝負で描いたあの話を読んで、とてもさわやかな気分になりました。
すずな
2006/10/16 14:26
いっちゃん、こんばんは。魔王対スーパーマンの対決もあるかもよ。
沢里尊
2006/10/16 20:21
すずなさん、こんばんは。コメントありがとうございます。前作の最後の話を、そこまで真剣に読んでくださり、しかも過分な評価。嬉しいなんてものじゃないです。このような立派な感想をもらえるなんて、改めてブログを続けていて良かったと思う瞬間です。すずなさんのような人がいなかったら、ブログをやめていたかもしれない。こういう温かい人がいるのだから、続けなくてはと思います。
沢里尊
2006/10/16 20:27

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