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諸葛孔明の知力は最強だ。しかし各地の兵法家は自信満々に「孔明何するものぞ」という気概があった。益州最強の軍師・張任も、孔明を恐れず真っ向勝負で迎え撃つ。 孔明は以前曹操と戦うときに語っていた。戦はまず相手の知力を見なければならないと。つまり曹操のように知力に自信を持っている人間は裏をかきやすい。曹操本人は知力で自分の右に出る者はいないと思っている。ところが孔明から見れば曹操は「兵法家」の内には入らない。 張任も池の中の鯉か。あまりにも己を知らず、孔明を知らなかった。 孔明はまず隙だらけの布陣をわざと張任に見せる。張任は「何だこれは。孔明は兵法の基礎も知らないのか。噂と実像では大違い。これならば」 張任は隙を突き、孔明に迫る。孔明の周囲には弱卒しかいない。突如現れた張任を見て、あの孔明が兵に四輪車を押させて、慌てふためき逃げ惑う。張任は「孔明生け捕ったり」と馬で突進。しかし兵は兵にあらず、実は張飛ではないか。 「しまった」 そう思っても遅かりし。張任は張飛に組み伏せられ、自分が生け捕られてしまった。 この戦も教訓に満ちている。慢心は最強最大の敵だ。 諸葛孔明・逆境をバネにする参謀学
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